これまで歯科へ行かないと作成が難しかったマウスピース。
通信販売の需要が高まり、自宅でも歯型取得できるキットを元に完全オーダーメイドのマウスピースが作れるサービスも登場し始めました。
その中でも、口臭、歯ぎしり、ホワイトニング、スポーツ向けのマウスピースを展開されているteeth clean(ティースクリーン)より、エチケットマウスピースの初回キットをご提供いただきましたのでご紹介します。
この記事では、キット内容の紹介と併せて、どうやって歯型を取るのか実際に使いながらレビューしていきます。
また、どれくらいの日数でマウスピースが届いたか、使い勝手はどうかも最後にご紹介しています。
自宅で歯型を取得する専用キット
マウスピースを注文すると、まずは歯型取得キット、説明書、お客様情報登録用紙、返送用のレターパックプラスが届きます。
説明書には、歯型取得の手順が写真付きでシンプルに説明されています。
歯型取得キットは、シリコンパテ2種類が3セット、歯型用トレーは上下でそれぞれS・M・Lのサイズが入っています。
歯型用トレーは、歯型取得前に自分の歯に合わせてどのサイズが適切か決めておくとスムーズに取得ができます。
歯型用トレーは下の歯と上の歯で形が違うので注意してください。
U型が下の歯用、D型が上の歯用です。
自分でマウスピースの歯型を取る方法
まずは歯磨きと手洗いをしっかり行います。
送付された2種類のパテを1カップずつ20秒ほど混ぜあわせます。
写真は片手で撮っていますが、時間が短いため両手で素早く色が混ざり切るまでしっかりとこねてください。
ほどよい弾力のあるパテなので、手が汚れたりすることはないのですが、念の為ニトリル手袋を使って混ぜ合わせました。
色が完全に混ざったら歯型用トレーにパテを詰めて歯形をとります。
パテの量ですが、初めてなのでよくわからずに上の歯様には混ぜ合わせたパテを写真のように全部詰めてしまったのですが、どうやら歯が当たる部分のみでも良いようで多いと口の中に入れるのに苦労しました。
下の歯用は特に、パテを全部詰めると舌に当たって呼吸もしにくいので、U字に詰めた方が歯形が取りやすいです。
歯型にパテを詰め込んだら素早く口の中に入れて歯に押し当てて、そのまま3分間待ちます。
説明書には「指を使ってゆっくり歯に押しつけます」とだけ書いてありますが、実際に指で押し付けるだけだと歯形がしっかりと取れません。
ゆっくり押し当てた後は、歯を噛み合わせるように口をなるべく閉じて、歯茎のあたりまで歯形がとれるようにパテにグッと押し付けて3分待ちます。
必ず上下別々に1つずつ取ってください。
待っているあいだに唾液が出てきてしまうので、タオルなどを用意しましょう。
上下両方の歯形が取れたら、歯型用トレーにパテを入れたまま、荷物に入っていた袋に入れて返送用のレターパックプラスで返送します。
レターパックは大きな口の郵便ポストであれば投函できる厚みで梱包できました。
歯形を自宅で取るのは簡単?
実際に自宅で歯形を取ってみると、時間はそんなに掛からないし、場所も道具も特には必要ないので手軽ではあるなと思いました。
ただ、歯科では歯形を取られたことがあるものの、自分で作業したわけではないので、どのあたりまで歯を押し当てるのか、どうやったら取りやすいのかといったコツなどが少しわかりにくい点がありました。
不安な方はteeth cleanへ相談しながら取得するのがおすすめです。
また、パテは3セットあるので一度失敗してもスペアがありますが、それでもうまく歯形が取れなかった場合には、お家で歯型取得キット再送商品のオーダーが可能です。
実際に出来上がったマウスピース
teeth cleanのWEBサイトには、歯形受け取りから最短4営業日でマウスピースが完成するとのことでしたが、歯形を送ったのが大型連休直前だったため、連休を挟んで10日程度で完成品のマウスピースが届きました。
実際に届いたマウスピースはオレンジのプラケースに上下ともに入っていて、商品ページの写真に載っているロゴ入りの化粧箱は付属しておらず、宅配バッグの簡易包装で到着しました。
内容物はこの写真のマウスピースとケース、再購入用のIDが記載されたA5サイズのプリント用紙が1枚入っています。
使い方の説明などは特に記載がありません。
マウスピースは硬くて薄いアクリルのような素材で出来ています。
自分の歯に装着する場合は、少しグっと押し込まないとフィットしない硬さですが、歯形を取っているのでしっかりとはまりました。
商品ページには、どういった時に使うのかが記載されていないのですが、就寝時につけるのではと思っています。
ただ、上下でつけると口を閉じにくくなるのと、慣れていないので歯がぎゅっと拘束されているような違和感はあります。
歯科でマウスピースを作った際には、まずは上の歯のみの作成を提案されたので、慣れない間は片方ずつを使って行こうと思います。
今回はエチケットマウスピースの作成でしたが、歯ぎしり、ホワイトニング、スポーツ向けのマウスピースについては素材の違いなどの表記がないので、同じような硬いマウスピースなのかゴム製のやわらかい素材なのかはわかりません。
作成時にはteeth cleanへ相談しながら、自分に合ったマウスピースを探されるのをおすすめします。